猟銃等講習会の問題集・過去問や、考査・試験対策に使える問題集をお探しの方へ、公安委員会が公開している初心者講習会用の基準問題をベースに作成した例題集を用意しました。
考査直前期の試験対策、移動中や休憩時間での学習など、効率的に弱点克服をしたい人のために、すべての問題が解説付きになっています。
パソコン/スマホ/紙の3媒体による学習に対応しています。各問題をクリックすると、その場で正答を確認できますが、紙の方はページ末尾の正答一覧で答え合わせを行ってください。
猟銃等講習会(初心者)例題集1について
本問題集は、公安委員会が公開している、猟銃等講習会「基準問題」という試験問題を作成する人が基準として使うことになっている問題集をベースに作成しています。
本問題集は『すべて無料』です。
猟銃等講習会の初心者講習会において時間割の最後に実施される『考査』を受ける予定の人が、空き時間に過去問を解くように利用でき、勉強を始めた段階から試験当日まで、試験対策を進める際にご利用いただくことを目的に公開しています。
本例題集のルールなどについて
- 難易度:低(高度な引掛けナシ)
- 出題数:50問
- 回答方式:正誤式
- 制限時間:60分
各問題の回答及び解説は、2通りの方法で確認することができるので、ご自宅で解答用紙を使って確かめる方法と、画面上で1問ごとに確認する方法が選べます。
- 1問ごとに確認する場合
画面上の各設問をクリックすると、その場で、回答と解説(一部の問題のみ)を確認することができます。 - 解答用紙を使う場合
ノートや問題集などに付属の解答用紙をコピーするなどして、本問題に回答する場合、本ページの問題50の下に「正答一覧」を用意していますのでご活用ください。
出題問題について
本サイトで出題する、猟銃等講習会(初心者)考査問題は、警察署で受講申請が完了した後に受け取る教書『猟銃等取扱読本』を併用した試験勉強を想定しています。
そのため、出題範囲の名称は読本とほぼ同じなので、正解できなかった問題については、猟銃等取扱読本の目次から範囲を特定でき、効率的に不得意領域を把握することができます。
第1 猟銃及び空気銃の所持に関する法令
問題 1/50 [猟銃・空気銃所持者の社会的責任]
答え:◯
▼解説
猟銃・空気銃の所持許可を受けた人は、条件を満たした者であり、社会全般にとって、有益に使用あるいは活用されることが期待されています。
問題 2/50 [猟銃・空気銃の所持の禁止と除外事由]
答え:◯
▼解説
銃刀法では、本来は所持することを禁止しており、銃砲所持許可はあくまでも例外的に認めていることの証である。
問題 3/50 [所持許可制度]
答え:✕
▼解説
銃砲所持許可は、1丁1許可制であり所持者は1名と定められている。
問題 4/50 [所持許可制度]
答え:◯
▼解説
射撃場は無認可で営業することができず、その指定は公安委員会が行っていることから、標的射撃=指定射撃場での射撃となる。
問題 5/50 [所持許可制度]
答え:✕
▼解説
「一定の場合」という点については間違いではないが、所持許可を発行するのは都道府県公安委員会であり、都道府県知事ではない。
問題 6/50 [所持許可制度]
答え:✕
▼解説
所持許可の「所持」とは、ものに対する事実上の支配のことであり、許可を受け所持するものには厳格に管理する責任がある。この場合、本人だけではなく、預かった友人も法律違反となる。
問題 7/50 [所持許可制度]
答え:◯
▼解説
教習射撃を受講する段階では自分の銃は持っていない。また、これから銃を利用する目的、自身の体格などに合う銃を見つけるという側面があるため、射撃教習では射撃場にある備え付け銃を利用することが認められている。
問題 8/50 [所持許可の更新と手続き]
答え:◯
▼解説
所持許可の有効期間が満了したということは、期限切れなので、その許可自体は効力を失うこととなる。ひっかけ問題では、「取り消される」という表現のものがあるが、それは誤りで「失効する」が正しい。
問題 9/50 [所持許可の更新と手続き]
答え:◯
▼解説
所持許可の更新手続きについては、「やむを得ない事情で猟銃の所持許可の更新を受けられなかった場合」について定められている。基本的に、理由が「災害/病気/海外旅行/海外出張」などで、交付後3年以内の技能講習修了証明書があり、帰国後や事由が止んでから1ヶ月以内という要件を満たせば射撃教習は不要となる。
※国内旅行・国内出張は例外とは認められていない。
問題 10/50 [所持許可の失効とその後の手続き]
答え:◯
▼解説
この場合、自分の銃が支配下にない状況に陥っており、所持していない状態であるため「所持許可失効」となります。
問題 11/50 [所持許可の失効とその後の手続き]
答え:✕
▼解説
所持許可が失効した日から50日を経過しても、引き続き、その銃を所持している場合は不評所持となる。また、公安委員会は当該銃の提出を命じることができる。
問題 12/50 [指示及び所持許可の取り消し]
答え:◯
▼解説
公安委員会は、危険予防の観点などから所持者に対して、銃の提出を命じて仮領置することができる。ただし、指示に従わなかったからといって、必ず取り消されるわけではなく、あくまでも「取り消されることがある」というニュアンスとなっている。
問題 13/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
銃を頑丈な容器に入れることは好ましいが、正しくは「銃に覆いを被せるか容器に入れて持ち運ばなければならない」である。
問題 14/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:◯
▼解説
猟銃・空気銃の所持についての遵守事項には「射撃技能の維持向上努力義務」という項目があり、問題の通り明記されている。安全のために練習は欠かせませんので、一人ひとりが努めて練習することが大切です。
問題 15/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
猟銃・空気銃の所持者は、銃を法定基準に適合するよう維持しなければならず、所持許可を受けた銃の同一性を損なうほどに改造することは行ってはならない。
問題 16/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
所持許可を受けている自分以外の人に鍵を預けている状態は「保管」しているとはいえない。また、長期出張で万が一に備えるのであれば、猟銃等保管業者に預ける方が好ましい。
問題 17/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:◯
▼解説
ライフル銃の実包の場合、メーカー毎の統一が難しいため、ライフル銃以外の猟銃のように番径を記載するのではなく「名称」を記載することと決められている。
問題 18/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
所持許可を受けた人は、警察官の検査や報告依頼を、正答な理由なく拒んだ場合、罰金刑に処せられる場合がある。
問題 19/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
都道府県知事の権限によってではなく、公安委員会の権限に基づいて命ずることができる。
問題 20/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
上記の数の弾丸を装填できる弾倉を所持することは認められていない。
問題 21/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:✕
▼解説
銃砲店に許可証を引き渡すのは、許可証に記載されている銃の数が1丁である場合。複数所持許可を受けている人は、速やかに警察署に届け出て「記載事項の抹消」をしてもらうので、引き渡さなくてはならないということではない。
問題 22/50 [猟銃・空気銃の所持についての遵守事項]
答え:◯
▼解説
猟銃や空気銃を携帯、運搬する場合には、必ず許可証を携帯し、警察官から提示を求められた場合には速やかに提示する必要がある。これを拒むと罰金刑に処せられる場合がある。
問題 23/50 [狩猟用火薬等に関する法令]
答え:◯
▼解説
正しい。この他、無煙火薬と黒色猟用火薬を合計5キログラムまで保管することができる。
問題 24/50 [狩猟用火薬等に関する法令]
答え:✕
▼解説
標的射撃の場合は、1日に無許可消費できる実包と空包の合計は400個以下である。
問題 25/50 [狩猟用火薬等に関する法令]
答え:✕
▼解説
違反したということは処分の対象となる。
第2 猟銃及び空気銃の使用、保管等の取扱
問題 26/50 [社会的責任を果たすために]
答え:◯
▼解説
ちょっとした気の緩みや知識不足が、暴発等の事故発生に繋がり、人命を奪う可能性がある銃を扱う人は、日頃からの知識を豊かにすることが求められます。
問題 27/50 [社会的責任を果たすために]
答え:◯
▼解説
違和感を感じた場合は、無理に撃つことは避け、速やかに機関部を開放することで事故を防ぐことができます。
問題 28/50 [銃の種類等]
答え:◯
▼解説
その通り。これらを総称して「装薬銃」とも呼ばれる。
問題 29/50 [撃発機構及び安全装置]
答え:◯
▼解説
自分が所持する銃の構造を知ることは、他人はもちろん、自分自身の安全にもつながる重要なことである。
問題 30/50 [撃発機構及び安全装置]
答え:◯
▼解説
肩付けが悪くて次弾が発射されないというのは、初弾を発射した反動を利用して、次弾を発射できるようにする機構が動かない場合のメカニズムを意味している。指の戻しについては、しっかり戻して引き直すまでは次弾を発射することはできないということを意味している。
問題 31/50 [撃発機構及び安全装置]
答え:✕
▼解説
猟銃の安全装置は、引き金を止める作用しかなく、振動や衝撃による暴発を防ぐ機構にはなっていない。
問題 32/50 [銃の威力と危険範囲]
答え:✕
▼解説
空気銃の競技では、4.5ミリメートルの弾を使用するというのが正しい。
問題 33/50 [銃の威力と危険範囲]
答え:✕
▼解説
ライフル銃の弾の最大到達距離は4,000メートルにも及ぶとされている。
問題 34/50 [銃の威力と危険範囲]
答え:✕
▼解説
大気中では、発射角度を30度で発射することで最大射程となる。45度は真空の場合である。
問題 35/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:◯
▼解説
どんなときでも、人のいる方向へ銃口を向けることは避けなくてはなりません。日頃からの心がけが習慣となり事故の防止につながります。
問題 36/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
点検で空撃ちをすることは、特別な場合なので、用心金の中に指を入れても構わない。(そうしないと点検になりません。)
問題 37/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:◯
▼解説
壁に立てかけたり、無造作にテーブルの上に置くなどの行為は、適切な管理とはいえず危険である。
問題 38/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
狩猟等では、明らかに獲物がいる兆候が認められたときなど、発射の準備ができたとき以外は銃に実包を装填してはならない。
問題 39/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:◯
▼解説
自分だけではなく、周りには他の人もいることがあり、銃口が向いている方向を確認し、矢先に危険が無いか注意することは所持者の義務である。
問題 40/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
射撃場では、管理者から合図があるとき以外は、決して発射してはならない。
問題 41/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
たとえ竹やぶや、水面であっても跳弾が発生し、予測できない方向へ飛んでいき、事故へとつながることがある。
問題 42/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:◯
▼解説
その通り。遅発が生じた場合には、10秒程度は、そのままの姿勢を保ち、銃口を安全な方向に向けたまま銃を確実に保持し、その後、不発と判断して機関部を開放する。
問題 43/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
銃砲所持者は、単なる登山者ではなく銃という危険な道具を持っているため、注意力散漫にならぬよう、疲労を感じたら回復するまで休んで再開する配慮が必要である。
問題 44/50 [猟銃・空気銃の基本的取扱い]
答え:✕
▼解説
とにかく、弾が込められていない状態ほど、事故から遠ざかれる状態はない。弾を込めるのは、発射前の一瞬であると覚えておくと良い。
問題 45/50 [使用前の注意事項]
答え:◯
▼解説
基本的に、銃腔内に異物がある状態では、銃身破裂のような事故につながる可能性がある。そのため、銃の機能が安全に動作するか、こまめな安全点検を行う。特に狩猟のように、山野を動き回る場合は、異物が入り込む可能性が高まるので注意深く点検する。
問題 46/50 [使用前の注意事項]
答え:◯
▼解説
銃を揺することが危険に感じる人もいるかも知れませんが、接合部分が緩いまま射撃すると、事故発生につながる可能性が高まるので、安全点検の一環として実施します。
問題 47/50 [猟銃・空気銃の保管の一般準則]
答え:✕
▼解説
ガンロッカーの鍵は、自分以外の人が解錠できぬよう、他人に発見されにくい場所で保管することが求められる。
問題 48/50 [猟銃・空気銃の保管の一般準則]
答え:✕
▼解説
宿泊施設などでは、食事や外出などで部屋を空ける可能性があることから、押入れ等の目立たない場所に、被せ物をして保管することが好ましい。
問題 49/50 [実包の運搬]
答え:◯
▼解説
隙間があると安定せず、傷つきや荷崩れの可能性があるため隙間のない詰め方が好ましい。
問題 50/50 [火薬類の保管]
答え:◯
▼解説
火薬類は湿気に弱く、高い温度にや火気により発火する危険があるため、そのような要因のある場所には保管しないこと。
正答一覧
以下、例題集1の正答一覧です。紙の解答用紙を使っている人は、回答後、まとめて答え合わせをする際にご活用ください。
問 1-10 | 問11-20 | 問21-30 | 問31-40 | 問41-50 |
---|---|---|---|---|
問1:◯ | 問11:✕ | 問21:✕ | 問31:✕ | 問41:✕ |
問2:◯ | 問12:◯ | 問22:◯ | 問32:✕ | 問42:◯ |
問3:✕ | 問13:✕ | 問23:◯ | 問33:✕ | 問43:✕ |
問4:◯ | 問14:◯ | 問24:✕ | 問34:✕ | 問44:✕ |
問5:✕ | 問15:✕ | 問25:✕ | 問35:◯ | 問45:◯ |
問6:✕ | 問16:✕ | 問26:◯ | 問36:✕ | 問46:◯ |
問7:◯ | 問17:◯ | 問27:◯ | 問37:◯ | 問47:✕ |
問8:◯ | 問18:✕ | 問28:◯ | 問38:✕ | 問48:✕ |
問9:◯ | 問19:✕ | 問29:◯ | 問39:◯ | 問49:◯ |
問10:◯ | 問20:✕ | 問30:◯ | 問40:✕ | 問50:◯ |
猟銃等講習会の考査対策は、沢山問題を解いて、不正解だった問題を猟銃等取扱読本(申込時に警察署でもらえる本)を読んで補完するのがオススメです!この問題集があなたのお役に立てることを願っています。