- 『銃砲所持許可』の読み方は?
- どんな意味があるの?
- どんな場合に必要なの?
銃砲所持許可の読み方
この漢字の読み方は下記の通りです。
銃砲所持許可:[読み方] じゅうほうしょじきょか
【同義語】銃砲許可、銃砲免許
銃砲所持許可の意味
『銃砲所持許可』という言葉の意味
銃砲、つまり「散弾銃/ライフル銃/エアライフル/競技用ピストル」などを手に入れて、自分が使うために管理下におくために必要な許可のことです。
つまり、銃砲を購入するためには、銃砲所持許可を取得済みでなければいけません。そのため、銃を使った狩猟(銃猟)の場合、国家資格とは別に銃砲所持許可が必要なので、銃猟資格をとっても銃を持つまでにタイムラグが生じる可能性はあります。
この許可は、お住いの地域の警察署に申請を行い、公安委員会が発行しますが、その際に必要な書類の準備量が膨大で、審査が厳しく、身辺調査まで入るようなハードルが高めの許可申請です。下記、銃砲所持許可の申請のために準備する書類一式の中身です。
▼銃砲所持許可申請に必要な書類一式
- 銃砲所持許可申請書×1通
- 同居親族書
- 経歴書
- かかりつけ医・精神保健指定医等作成の『診断書』
- 申請人の証明写真×2枚(脱帽・無背景、30mm×24mm)
- 印鑑(申請書に押印)
- 身分証明書(市町村役所等で取得してください)
- 住民票の写し(本籍地記載がされたものを市町村役所や窓口で取得します)
- 譲渡等承諾書(銃を購入する銃砲店から取得します)
- 講習修了証明書(提示のみで可)
- 教習修了証明書(狩猟目的の方のみ必要。提示のみでOK)
- 都道府県の収入証紙 10,500円
いかがでしょうか。
銃砲所持許可がどんなものか、取得にはどれくらい大変なのか、書類だけでイメージがついたのではないでしょうか。
他にも、保管室の条件やガンロッカー、身辺調査など取得までの道のりの中には様々な壁が立ちふさがりますが、銃砲店の店主やスタッフに相談しながら進めることで、冷静かつ着実にゴールへと近づくので諦めず計画的に行いましょう。
▼参考になる記事
銃砲所持許可の取得方法≫
補足
銃砲所持許可の取得に必要なノウハウは、本用語解説では網羅しきれないため、別途紹介していきます。
まとめ
銃砲所持許可について、読み方・言葉の意味に始まり、どの程度のハードルがあるかの理解までを深めることはできたでしょうか。言葉の意味に終始せず、これからガンライフを始める初心者の人に向けて、補足情報を交えながら解説させていただきました。
余談ですが、全体的なステップの概要は、
- 猟銃等講習会
- 教習資格認定申請
- 射撃教習(要・猟銃用火薬類譲受許可)
- 譲渡等承諾書
- 銃砲所持許可申請
- 所持許可証交付
- 銃の購⼊・受取
といった流れとなります。
実弾を使うために必要な許可なので、誰にでも簡単に発行することは、社会秩序を乱すことに繋がりかねないので、本当に信用できる一部の人だけに持たせたいという行政の心理を思えば、これだけの手間と労力、コストを掛けてでも始めたい人だけが所持しているという実情にも納得していただけるのではないでしょうか。