イタチが家の中に侵入した場合、騒音、悪臭、害虫被害、断熱材の破損などの被害が考えられます。イタチは3cm程度の隙間から侵入することも可能です。ここで、まずは原因と侵入経路についても紹介するので、ご一読いただき、自分で駆除することが難しければプロに相談しましょう。
目次
イタチが家に侵入した時の被害とその特徴
イタチは家屋に侵入すると、以下のような被害をもたらします。
- 夜間の騒音(天井裏や壁の中を走り回る音)
- 強烈な悪臭(糞尿や体臭)
- 断熱材や配線の破損(巣作りやかじり行動による)
- 糞尿による衛生被害やダニ・ノミの発生
- 繁殖による個体数の増加
特に屋根裏や床下など、人の目が届きにくい場所に巣を作りやすいのが特徴です。
イタチが家に入る主な原因と侵入経路
イタチは以下のような理由で家に侵入します。
- 食べ物や安全な寝床を求めている
- 外部のゴミやエサの匂いに引き寄せられる
- 繁殖期に安全な場所を探している
侵入経路としては、
- 屋根や壁のわずかな隙間
- 通風口や換気扇の開口部
- エアコン導入部や排水パイプ周辺
- 基礎部分の穴や劣化部分
など、わずか3cm程度の隙間でも通り抜けることができます。
イタチ駆除の基本ステップ
1. イタチの居場所と侵入経路の特定
- 夜間の物音、糞尿の場所、断熱材の破損などを手がかりに、イタチの居場所や侵入経路を確認します。
- 屋根裏や床下、壁の中など、隠れやすい場所を重点的に調べましょう。
2. イタチの追い出し方法
以下の方法が効果的です。
忌避剤の使用
- 市販のイタチ用忌避剤(スプレー・固形タイプ)をイタチの居場所や侵入口付近に設置します。
- 木酢液やクレゾール石鹸液、漂白剤(カルキ)、お酢などイタチの嫌う匂いをしみ込ませた布やティッシュを置くのも有効です。
燻煙剤・バルサンの使用
- 屋根裏や床下に燻煙剤(バルサンなど)を使用すると、イタチが嫌がって出ていくことがあります。
- 使用時は火気や換気に十分注意し、家族やペットの安全も確保しましょう。
強い光や音で追い出す
- 強烈なライト(青色LEDなど)や、棒で天井や床を叩くなどの音でイタチを驚かせ、追い出す方法もあります。
3. 侵入経路の封鎖
- 追い出しが成功したら、必ず侵入経路を封鎖します。
- 金網やパンチングメタル、パテなどで、屋根や壁の隙間、通風口、配管周りなどをしっかり塞ぎます。
- イタチは帰巣本能が強く、同じ場所に何度も戻ってくるため、封鎖作業は徹底的に行うことが重要です。
4. 清掃・消毒・再発防止
- イタチの糞尿や巣材が残っていると、ダニやノミ、悪臭の原因になるため、徹底的に清掃・消毒を行いましょう。
- 庭や敷地内の草むらやゴミなど、イタチの隠れ家やエサ場になりそうな場所も整理・清掃しておくと効果的です。
自分で駆除が難しい場合はプロへ相談
- 侵入経路の特定や完全な封鎖は、素人では難しい場合があります。
- 再侵入や被害拡大を防ぐためにも、専門の害獣駆除業者に相談・依頼するのがおすすめです。
- 業者は追い出し、清掃・消毒、侵入経路封鎖まで一括で対応し、再発防止のアドバイスも受けられます。
ワンポイントアドバイス(他サイトにない発見的な情報)
- イタチは「慣れ」や「学習能力」が高く、忌避剤や音・光に慣れてしまうことがあります。複数の対策をローテーションで使うと効果が持続しやすいです。
- 侵入経路封鎖の際は、イタチが家の外に出たことを必ず確認してから行いましょう。閉じ込めてしまうと、家の中で死骸やさらなる被害が発生するリスクがあります。
- イタチは鳥獣保護法の対象であり、許可なく捕獲・殺傷することはできません。罠を使った捕獲は自治体の許可が必要です。
まとめ
イタチの家屋侵入は、騒音・悪臭・衛生被害など深刻なトラブルを招きます。自力での駆除は「追い出し→侵入経路封鎖→清掃・消毒」の流れが基本ですが、再発防止や安全面を考えるとプロの業者への相談も選択肢に入れてください。複数の方法を組み合わせ、根気よく対策することが解決への近道です。